英語の音声に関する雑記帳

英語の発音について徒然と


アメリカ英語のrにおける舌の形


左の図は、Peter Ladefoged, A Course in Phonetics, 5th ed. (Thomson Wadsworth, 2005) の225ページにある図9.11をスキャンし、一旦ベクトルデータに変換した後で改めてビットマップ化したもの。母音 [ɝ] の構えとしてありうる3つの形であるという説明が付いている。60%の話者が細線で示した舌先を持ち上げる形(俗に retroflex と呼ばれるが、これを見る限りそこまでは行かないようだ)、35%が太線の形(俗に bunched と呼ばれる形。何故これでrの音色が生じるのか、音響音声学的にもまだ解決が付いていないらしい)、残りの5%が、薄線で示した中間的な形を用いているようだという。



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