『グランドセンチュリー英和辞典』第4版(三省堂)では、僕が執筆した発音解説がWebで公開されています。
dictionary.sanseido-publ.co.jp/vod/gcentury_ej4/index.html
ところが、これまでの公開内容には少し問題がありました。それは、例につけてある音声が、説明のないままに、英米で記号の違いがある場合には再生ボタンを押すとアメリカ音→イギリス音の順で再生され、記号の違いがない場合にはアメリカ音のみ再生されるようになっていたことです。第3版では、付属CDのトラックをアメリカ音とイギリス音で分けた上で、本文でも、アメリカ音とイギリス音を同時に学ぶと混乱を来しやすいと注意していました。それが、現行第4版では、CD付属から音声のWeb公開に変わったことに伴って、本来は意図していなかった音声の提示方法になっていたのです。
この辞書には、これまで電子版がありませんでした。それが、今年(2023年)の春にようやく電子版(East Education 社の辞書アプリDONGRI のコンテンツ)がリリースされたのです。これにより、Web上のコンテンツを整備しようという機運が生まれ、改修してアメリカ音とイギリス音の再生ボタンを分けることができました。実は4月にその方向で一度小規模な改修をしていました。今回は改めての改修になります。
これで、全ての例についてアメリカ音とイギリス音の両方が別々に提示され、必要もないのに比較して聞かせてしまうようなことはなくなりました。以前のWeb版発音解説は、一見発音学習に使えそうで実際に使うのは難しいものになっていましたが、この形なら、発音をひととおり学習するにも使いやすいでしょう。現時点ではまだ改修が必要な部分が残ってしまっていますが、使っていただく分には現状で問題ありません。また改修されたら改めてアナウンスします。
なお、DONGRIでの代金はサブスクリプション式で、『グランドセンチュリー英和辞典』の場合、一般向けは1年で1050円、3年で2100円です。買い切りでないのがユーザーにとっては物足りないかも知れませんが、ともあれ、僕にとっては電子化されただけでも大きな進歩です。(三省堂の辞書アプリことまな辞書のコンテンツとしては買い切りになっているのですが、残念ながらこれは学校採用専売品です。)
また、僕自身はことまな辞書版しか確認していませんが、電子版に入った発音解説は、旧来の音声提示となっています。恐らくDONGRI版でも同様でしょう。これに関しては、よりきちんとやりたい人はWebをご覧ください。
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