『マイウェイ総合英語』の220ページには「注意すべき単語の発音」として、発音を間違えやすい単語を挙げています。このリストは大学の授業で間違える人が多いと僕が常日頃感じている経験則によるもので、厳密な調査に基づいてはいないのですが、概ね妥当だと考えています。但しこれは高校生向けの参考書なので、中学レベルの単語しか含めていません。
『マイウェイ』では、どういう間違え方なのかにより分類して挙げているのですが、ここでは解説無しに列挙しておきましょう。advice, athlete, engineer, Europe, event, idea, museum, police, protect, months, clothes, close, teammate, forever, lose, patient, pizza, apron, change, danger, dangerous, button, chocolate, DVD, energy, ground, information, meter, heart, hurt, journalist, only, won’t, want, half, laugh, our, son, abroad, through
以下ではそれ以外で、日頃間違える学生が多いと感じているものを挙げます。気がつくたび随時追加したいと思います。
relative /ˈrelətɪv/ … これは中学レベルの単語なので、本来は『マイウェイ』に含めるべきでした。動詞 relate /rɪˈleɪt/ からの類推で */rɪˈleɪtɪv/ と発音しようとする学生が後を断ちません。relate よりも「親戚」という意味の relative の方を先に習うような気がするので、このような類推が起こるのはなかなか不思議なことです。
conservative /kənˈsɚːvətɪv/ … これも conservation /ˌkɑːnsɚˈveɪʃən/ からの類推で */ˌkɑːnsɚˈveɪtɪv/ と発音してしまう人が多くいます。そもそも、-ative で終わる単語でここを /ˈeɪtiv/ と発音するのは native /ˈneɪtɪv/, creative /kriˈeɪtɪv/ぐらいで、他は alternative, initiative, negative, tentative など /ətɪv/ のものばかりなので、誤った類推の強力さに、ややうんざりした気持ちにもさせられます。
subsequently /ˈsʌbsɪkwəntli/, consequently /ˈkɑːnsɪkwəntli/ … 恐らく sequence /ˈsiːkwəns/ からの類推で */səbˈsiːkwəntli/, */kənˈsiːkwətli/ と発音しようとする人が多いです。
colleague /ˈkɑːliːɡ/ … 恐らくは argue /ˈɑɚɡju/ などからの類推で */kəˈliːɡju/ としようとする人が多くいます。類推するなら league /ˈliːɡ/ の方が綴りの一致が多いですし、-gue は他にも catalogue, fatigue, intrigue, plague, vogue のように /ɡ/ になる方がずっと多いのですが。
obvious /ˈɑːbviəs/ … 何故か */əˈbaɪəs/ と発音する学生が時々います(/bv/ を単に /b/ としてしまうのはご愛嬌)。-ious で終わる単語は /-(i)əs/ という発音になるものばかり(serious, conscious など)なのに、どういうことなのでしょうか。もしかしたら、つづり字 <i> の長音読みが /aɪ/ であるという知識が邪魔をしているのかも知れません。しかし、そのように読むのは恐らく pious /ˈpaɪəs/ だけなのですよね。
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