英語の音声に関する雑記帳

英語の発音について徒然と


Southern の発音

最近の投稿が単語の意外な発音に出会った話ばかりになっているのは分かっているのですが、気がついたら記録しておかずにいられません。今回は southern の発音です。

この単語はもちろん /ˈsʌðɚn/ が普通の発音で、辞書にもこれしか載っていません。south が /saʊθ/なので、そこからの類推で /ˈsaʊðɚn/ と発音してしまう学習者が時々いるのですが、それは間違いであると指導します。

ところが、この「間違った」発音を使う母語話者もいるのですね。2026年4月15日付け)の The NPR Politics Podcast で、次のような発言がありました。CMなしバージョンでは11分38秒あたりですが、CMの入り方によって前後するかも知れません。

(11:38〜) And then Chad Bianco, who is a conservative sheriff in Riverside County in Southern /ˈsaʊðɚn/ California. 

Where Swalwell’s exit leaves the California governor’s race : The NPR Politics Podcast

我ながら、よくこんなことに気がつくなと思いますが、音声を研究する者の習い性のようなものですね。これはアメリカ発音なので、普通に内容を聞いている中で時々現れる「珍しい」発音を拾うという程度のことです。

しかし、これが Radio New Zealand の Our Changing World のようなものになると、そうは行きません。アイルランド出身のホスト Claire Concannon のアイルランド発音(特に語末の /t/ の摩擦音化)と、取材に答えている人たちの大部分が使うニュージーランド発音(特に kit の母音がアメリカやイギリスの標準的発音のような [ɪ] ではなく [ɨ] や [ə] のため cut のように聞こえる、dress が [ɛ] でなく [ɪ] なので driss のように聞こえるなどの特徴)にばかり注目してしまい、内容が頭に入ってこないことがよくあります。興味深い内容が多い番組なので、しっかり聞きたいのですが…。



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