英語の音声に関する雑記帳

英語の発音について徒然と


諸言語の音声学書と発音教本

とある目的のために、いろいろな言語について、音声記述をしている音声学書と、発音教本を、(ある程度包括的に)見る必要に駆られている。書かれている言語は問わないのだが、僕は事実上、日本語と英語しか利用できないため、差しあたり、現在入手可能なものに限って日本語で出ているものを探して入手してみた。結果は次の通りである。

(2017年6月7日追記:友人からの指摘で、ドイツ語のものを1点追加しました。今後も見つけ次第情報を追加していく所存ですので、漏れている本があれば情報をお寄せいただけると助かります。ここに挙がっていない言語でも構いません。いや、構いませんどころか大歓迎です。)

 

ロシア語

ドイツ語

イタリア語

フランス語

アラビア語

  • Hanan Rafik Mohamed、吉田昌平『大学のアラビア語発音教室』(東京外国語大学出版会、2014年) http://www.tufs.ac.jp/blog/tufspub/backlist/ (商品ページではなく、既刊をまとめて案内しているページ)

朝鮮語

中国語

 

意外にたくさんあるものだな、というのが感想である。中国語のものが10点もあるのには驚いた。上記では基本的に音声学書→発音教本、更に刊行順で配列した。フランス語の2点目は、出版社こそ違うが、1点目の教師用指導書と位置づけて刊行されたものである。

上記の本はほとんど手許にあるが、まだ読んではいないので、内容の信頼性については現時点では僕は保証できない。英語では、通俗的発音教本のほとんどが問題含み、あるいはトンデモであるので、特に中国語のように点数が多い場合はそういうものが混じる可能性が高いだろう。実際に読む前の段階でも、中国語について、タイトルに「日本語でおぼえる」とあるものは発音をカタカナ表記で示しており、このことだけでその本の信頼性は低いと判断せざるを得ない。(とはいえ、点数が少ないからそれが信頼できるというものでもない。しかし、イタリア語、フランス語、アラビア語については、刊行元の出版社から推測するに、一定以上の信頼性は期待できそうである。)

当然のことながら、日本語のものを集めただけでは不足であるので、次は英語で書かれたものを探索・入手しなければならない。どれだけのものが集まるかはまだ分からないが、スペイン語音声学のものをちょっと検索してみただけでも相当の点数がありそうである。

なお、上記のほか、スペイン語に関しては、研究社の『新スペイン語辞典』の関連で、カルロス・ルビオ、上田博人『CD版新スペイン語辞典発音とイントネーション』(研究社、1992年)、ロシア語に関しては、同じく研究社の『露和辞典』の関連で城田俊『ロシア語発音の基礎』(研究社、1993年)があることを知っているが、今となっては入手困難である。これらは明らかに、『ライトハウス英和辞典』が、竹林滋、斎藤弘子『ライトハウス英語発音の基礎』(研究社、1991年)という関連教材を出したのに倣ったものであったが、できればCD版で再発を望みたい。

『ライトハウス英語発音の基礎』は、その後『ライトハウス英和辞典』の拡大版たる『ルミナス英和辞典』に関連した『ルミナス英和辞典つづり字と発音解説』(研究社、2005年)として引き継がれている。また、『ライトハウス英和辞典』自体に音声CDが付属するようになった。

(なお、上記のリストでそれぞれの本についてのリンクは、出版社の商品ページとした。多くの人にとっては、アマゾンの商品ページへのリンクの方が便利であることが予想できるのだが、アフィリエイトをしているわけでもないのに、ほかの選択肢を差し置いてアマゾンへリンクを貼るのは間違った行為だと個人的に考えているからである。)



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