英語の音声に関する雑記帳

英語の発音について徒然と


「ワルツ」から「ウォルズ」に変更されました。【追記あり】

ふと新聞のWeb版を見たら、Walz氏を「ウォルズ」と表記した記事が目につきました。まさかと思って過去記事を確認したら、全部「ウォルズ」に変更されていました。朝日新聞の場合、8月13日付で一斉に更新されているので、恐らくそのタイミングで軌道修正が実行されたのでしょう。

ただ、この変更に関して、それを何故行なったのかという説明はWeb版のどこにも見つけられません。ある意味「ワルツ」表記は無かったことにされているわけですが、記事に専門家が付けたコメントプラスの中には「ワルツ」表記が残っています。やはり表記の変更について何か説明して然るべきでしょう。

追記:よく見たら、変更された記事の末尾には

米大統領選の民主党副大統領候補の名字の表記を「ワルツ」から「ウォルズ」に変更します。現地の発音により近い表記に合わせます。

という記載がありました。なので、無かったことにされたという上記の記述は僕の誤解でした。

この軌道修正について、僕が書いた記事が何らかの影響を与えたのかどうかは分かりません。与えたと考えるほど思い上がってはいないつもりです。ただ、好ましい方向に変更されたことは嬉しく思います。



“「ワルツ」から「ウォルズ」に変更されました。【追記あり】”. への4件のフィードバック

  1. @englishphonetics.jp
    このブログの筆者です。僕の誤解で、表記を変えたことは当該記事の末尾で説明されていました。それに合わせてブログのエントリーは追記訂正をしたのですが、ここにその修正は反映されないようですね。リンクから元記事を見ていただければ幸いです。

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  2. 昔と違って,今は音声が簡単に確認できるのが大きいんでしょうが,Andrewは今でも「アンドリュー」で,珈琲のbrewは「ブリュー」.これはknewからの誤った類推が原因なのでしょうが,今も直らないのが謎ですし,awardもすっかり「アワード」(アにアクセント)で日本語化してしまった印象です.この辺りも修正されるといいのですが,あまり期待できないでしょうか.

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    1. 牧野武彦 (MAKINO Takehiko) のアバター
      牧野武彦 (MAKINO Takehiko)

      Andrew, brew に関しては「ルー」を使うメディアもあったような気がします。アワードは日本で勝手に間違っているだけですが、マイクロソフトのWindows の reward program が「リワード」と表記されているのにはがっかりさせられます。アメリカの会社なのに。
      アクセントの位置はカタカナ化された時点で原語とは関係なくなりますね。いちばんすごいと思ったのは共和党上院議員のボス McConnell 氏の名前です。もちろん Con- にアクセントがあるわけですが、日本のニュースでは「マコネル」と書いてアクセントを「マ」に置いていました。本人が聞いても到底自分のこととは思わないでしょうね。

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  3. お返事ありがとうございます.Mc,Macで始まる人名,マクドナルドもナを強く読んで微妙にズレてますが,カタカナでマコネルと書くと,マクベスと同じノリでマを強く読んでしまうんでしょうね.マクベスもマを強く読むと誤りですが,スミスの最初のスを強く読むのと同じ感覚でしょうか.SmithのSをどうやったら強く読めるのか謎ですが,ほとんどの日本人は最初をスを強く読んでいるような気が….

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